岡山大学泌尿器科
岡山大学泌尿器科
岡山大学泌尿器科は、泌尿器科領域におけるあらゆる分野に先進的に取り組み、「進歩・対話・優しさ」をキーワードとして、患者さんの立場に立つ最適な治療を目指しています。尿路結石、腫瘍、感染症、尿路通過障害などの一般外来の他に、女性泌尿器外来、神経因性膀胱外来、尿失禁外来、不妊・内分泌外来、性機能外来、前立腺外来、感染症外来、腫瘍外来、ウロストーマ外来など専門外来を設けています。
◆1.女性泌尿器科外来(木曜日:午後)◆
女性医師による女性のための外来です。「困っているけれど泌尿器科はチョット」といわれる女性を対象にしています。尿が近い,尿がもれる,下腹がもやもやする,に限らず,潜血が陽性でよく調べなさいといわれた,膀胱炎を繰り返す時にもご受診ください。医師・看護師全員が女性ですので,リラックスしてお越しください。ゆっくりお話を伺うことから始めて,必要な検査を設定・施行し,診断の上,治療法の選択肢を示します。最適の治療を御一緒に選びましょう。
◆2.男性更年期外来(月曜日:午後)◆
2003年4月から男性更年期外来を新設しました。Androgen deficiency in aging males (ADAM)の概念がマスコミでも大きく取り上げられ,患者が増加することが予想されます。加齢に伴う男性ホルモン低下に起因すると思われる性欲,勃起の質の低下,疲労,憂うつ感などを主訴とする患者を対象としています。
◆3.ジェンダークリニック(月曜日:午後)◆
性同一性障害患者に対する治療を精神科,産婦人科,形成外科そして泌尿器科の4科で包括的治療を行っています。
性別適合手術(性転換手術)も10例を越え,また,ホルモン治療患者も急増しています。
◆.男性性機能外来(月曜日:午後)◆
ED(勃起障害)を主体とする男性性機能外来を設けています。前立腺癌,膀胱癌,大腸癌など骨盤内手術後などの器質性EDに対する治療のみならず,心因性EDの治療,カウンセリングも積極的に行っています。
◆5.男性不妊外来(月曜日:午後)◆
生殖医療技術の進歩により,男性不妊症に対する治療は大きな変貌を遂げています。しかし,精液所見を改善させることがより生殖医療技術による妊娠率の向上に必要であることも判明しています。男性不妊の約50%に認められる精索静脈瘤の発見に努め,局所麻酔で行う低侵襲の顕微鏡手術を多数行っています。その他,精路閉塞症などにおいても顕微鏡下手術を行い,妊娠率の向上に寄与しています。
◆6.尿失禁外来(月曜日:午前,火曜日:午前)◆
尿失禁は,成人女性の約28%が経験し,その約15%が治療の対象となるとされています 。その中でも特に頻度の高い腹圧性尿失禁は内服薬のみで症状が消失することは少ないのが現状です。 当科では失禁のタイプ別診断を行い,適切な治療により患者のQOLの向上を目指しています 。また,非侵襲的な外科的アプローチや磁気刺激装置を用いた治療などを積極的に行い良好な成績を挙げています。
◆7.神経因性膀胱外来(月曜日:午前,火曜日:午前)◆
脳出血,脳梗塞などの脳血管疾患,脊椎損傷をはじめとした脊椎疾患,直腸癌,子宮癌などの骨盤手術後には,ほとんどの患者が尿失禁や,排泄困難といった排尿に関する訴えをもたれます 。当科ではこういった神経学的な異常に起因する排尿障害に対して, 下部尿路機能検査を行い,その原因を解明し個々の患者に見合った治療を行うことで,患者のQOLの向上に寄与することを目指しています。
◆8.腫瘍外来(木曜日:午前)◆
悪性腫瘍症例は増加傾向にありますが,岡山大学医学部泌尿器科においても前立腺癌,膀胱癌,腎細胞癌の手術症例数が増加しています。腫瘍外来では根治的手術後の経過観察を定期的に行うことにより,再発を早期に発見することを目指しています 。外科的切除や局所放射線治療あるいは化学療法などを早期に開始することにより,生存期間の延長が得られると考えています。
◆9.ストーマ外来(木曜日:午後)◆
浸潤性膀胱癌で膀胱全摘除術が施行された場合,尿路変更にともない,腹部にストーマの造設が必要となります。ストーマによりボディイメージが変化し,身体的な障害のみならず,精神的,社会的にも障害を生じることがあります。ストーマ外来ではストーマケアを通してオストメイトのQOL向上を目指しています。また,ウロストーマ 以外のコロストーマやイレオストーマのケアも行っています。
◆10.慢性前立腺炎外来(月曜日:午後)◆
慢性前立腺炎は頻尿・残尿感,排尿時痛(不快感),鼠径・会陰・尿道部痛(不快感)など多彩な症状を呈します.膀胱癌や前立腺癌など重篤な疾患が潜んでいることがあり,尿路・性器のスクリーニング検査も必要です 。また,病態については不明な部分が少なくなく,難治性,再発性であり,患者のQOLを著しく低下させることから問題の多い疾患といえます 。当科では前立腺炎症候群の診断(前立腺液中細菌特異抗体価,サイトカインの検討),病態解明(病原微生物の解明,微生物以外の関与),および温熱療法などの新しい方法も採用して治療成績向上を目指しています。
◆11.尿路結石外来(水曜日:午前)◆
尿路結石の成因については80?90%が不明とされていますが,尿路疾患(尿路通過障害)が潜んでいたり,代謝性疾患(カルシウム,尿酸,アミノ酸代謝異常)が発見されることも稀ではありません 。尿路結石では結石の成因となる基礎疾患のスクリーニングに努めています。
治療については尿路内視鏡の進歩およびESWL(対外衝撃波砕石術)の開発により革命的な変貌を遂げました。当科でも1993年よりESWLを導入し,年間100症例以上の治療を主に外来レベルで行なっています 。またESWL単独では治療困難な症例に対しても積極的にTUL(経尿道的結石摘除術),PNL(経皮的腎切石術)など内視鏡的治療を併用することにより結石の完全除去に努めています。

岡山大学医学部泌尿器科教室
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科泌尿器病態学分野
〒700-8558 岡山市鹿田町2丁目5番1号
TEL : 086-235-7945 (泌尿器科外来直通)
